おうちごはんNo.38|受け継ぐニョッキ

先日届いた猪肉のミンチをラグーにしてみました!

ポケマルにて購入。
鹿肉は先日
ハンバーグになりました。

合わせるパスタは、猪ラグーなら幅広麺のタリアテッレか、パッパルデッレなんかが良いかなぁと思ったのだけど、我が家のご意見番(子供)からニョッキのリクエストをいただきましたので、昨日久しぶりにニョッキを作る事に。

ニョッキ自体は簡単なんだけど、今の我が家、キッチンの作業スペースがだいぶ狭いのでやりづらい上に、子供参戦でぎゅうぎゅうになりながらなんとか作りました😂

作業用カウンターか簡易テーブル欲しいなぁ…。

ちなみにこのニョッキはイタリアで1番初めに教えてもらった生パスタです。

イタリア滞在中に、何度かマンマご自慢の料理をご馳走になったり、作り方を聞いたりする事があったけど、みんな結構ご高齢のマンマなので、

パスタとかの配合を聞くとみんな決まって「分量は計らなくてもわかるのよ。」とのたまい、私が、だいたいどれくらい?
と食い下がって、なんとなくの分量を教えてもらったという思い出があります。

これはトスカーナのピチというパスタ。
働いてたレストランのオーナーのお母さん作。
卵無しのパスタで、コシの無いうどんのような感じだけどしみじみ美味しい。

今回のこのレシピは、在伊30年超でイタリアでペンションを営んでいた日本人マダムから教えていただいたものを、ちょっとラフにしたものです。

※ちなみに教えてもらったのはラグーではなくゴルゴンゾーラのソースでした。

彼女のは配合もきちんとしていたので、おかげさまで失敗知らずで毎回美味しく作れます♪

その方は数年前に他界してしまったのでもう会う事は叶いませんが、彼女に教わったお料理を作るたびに当時の楽しかった出来事が思い起こされます。

それで、最近思う事がありまして。

彼女が作っていたお料理は、そこに滞在したたくさんの人に受け継がれていると思います。

でも、受け継いだ人が次につながなければきっとなくなってしまうのではないかな。

それはとても残念な事だわ。と。

それで、noteに書き残しておけば、このレシピを必要な誰かが見て作って、自分のものにしてくれるかもしれないし、

こんな世の中なので、万が一自分に何かあっても、家族がまたあの料理食べたいと思ってもここに見にくれば、それなりに作れるかもしれない。と。

そんな事考えるの?
と、お思いかもしれませんが、この一年の世界の変容で、だいぶ人生の見方が変わりました。
無限に続くような気がしてた平凡な毎日が有限である事を痛烈に感じました。

なので、備えあれば憂いなし。

実はそんな事を考えながらレシピを書き残してます(笑)

ニョッキもラグーもレシピを書くとものすごく長くなるので、今回はニョッキの作り方のみです。
ソースはお好みのものを用意してください。

ラグーの作り方は、ご要望があればまたの機会にでも^ ^

ニョッキ(4〜5人分)

じゃがいも     500g(茹でて皮剥きした状態で)

薄力粉       150g(じゃがいもの重量の30%)

卵         1/2個

塩         2gくらい

※お盆やトレーなどにクッキングシートを敷いたものを用意しておく。

①じゃがいもは綺麗に洗い、皮ごと茹でる。

時間がなければ皮剥いて切ったものでも良いけど、丸ごと茹でた方が美味しく仕上がります。

②茹だったら熱いうちに皮を剥き、重さを測り大きめのボウルに入れて潰す。
じゃがいもの重量の30%の薄力粉を計り、卵、塩も加えて良く捏ねる。

いもの重さを計って、
その重さの30%の薄力粉を計って入れます。

いもの潰し加減は、
多少塊が残る位でも大丈夫。
むしろそっちの方がおうちごはんぽくて好き。

粉はふるわなくても大丈夫。

多少どころか大分いものつぶが残っているのがお分かりでしょうか(笑)
これでも問題なく仕上がります。

③手粉をたっぷり振って適当に分割し(この量だと6等分くらいが作りやすい)2cmくらいの太さの棒状にのばしていく。
カード等で一口大にカットしていく。

作業スペースが狭いもんで、
伸ばしきれずちょっと太め。

④生地を丸め、フォークにたっぷりの手粉をつけて生地を転がし溝をつける。
又は丸めた生地に手粉をつけ、フォークの背で押して溝をつける。
丸める前の生地に手粉をつけすぎると綺麗に溝がつかないので、必ず丸めてから手粉をつけましょう。

↓難しければ下の写真のようにするのでもOK。

もっと言うと溝無し切りっぱなしでも良い。

溝にソースが良く絡むからつけるのだけど、無くてもそれなりに絡むから、綺麗な成型はお店用で、家庭用なら要らなくね?と思うのです…。

⑤用意しておいたトレーに間隔を空けて並べ、乾かしておく。
このまま冷凍庫に入れて凍らせて保存も可能。

子供作のがちらほら点在(笑)

↑こっちは冷凍庫へ。

⑥ フライパンにお好みのソースを温め、沸騰したら火を止めておく。
隣りで径が広めの鍋にお湯を沸かし塩を入れて、ボコボコと沸騰させないようにしながらニョッキを重ならないように入れ茹でる。
茹であがったらあみじゃくし等で掬いソースの方に移す。

ゆらゆらとお湯が沸きはじめたら
ニョッキを入れます。

下にくっついている場合があるので、入れてしばらくしたらあみじゃくし等でそっとつついて剥がす。

浮いてきたら1分程待ってからあげる。


茹であがったものから温めたソースへ移す。
ニョッキはのびたりしないので、全部茹だるまでソースはこのままで大丈夫。

色んな形のニョッキがおりますね。

⑦全部茹であがったら、ソースのフライパンを火にかけて、ニョッキと馴染むまで温めながらあおって混ぜ、チーズを仕上げに加え混ぜて皿に盛る。

完成♪
ソースはトマトソースでもゴルゴンゾーラでも、他のクリーム系でも、
お好みのものでどうぞ!

ちなみにこのニョッキは、油で揚げて、おつまみにぴったりな揚げニョッキにしても美味しいです。
その場合は、少し小ぶりにして、揚げ上がりに塩を振って下さい🧂✨

ではでは、お読みいただきありがとうございました〜!

コメント

タイトルとURLをコピーしました