何の事だかわからない(笑)
昨日おやつに作ったプリンです。
ブラッドオレンジといえばあの赤黒い果肉、滴る果汁も赤ワインのごとく。
それでプリンを作ったとすれば、イメージするのは赤紫っぽいものかと思いますか?
いえいえ、プリンは真っ白です🍮✨
何でかといえば、プリン液に酸味のある液体を混ぜても固まらず分離してしまうから(笑)
プリン液に使うのはブラッドオレンジの皮のみで、牛乳に香りを移してオレンジ風味のプリンにしました。
じゃあなんで白?って思いますか?
これも個人的なこだわりがありまして…。
レモンタルトのクリームの様に、レモンの強烈な酸味と香りだったら卵黄と合わせても負けないと思うのだけど、オレンジの酸味と香りは卵黄と合わさると卵黄の鉄っぽい風味が立ってしまう気がして。
タルトとか、パウンドケーキとか、香ばしい香りと合わさるとまた話は別なんだけど、オレンジのババロアみたいにオレンジと卵黄がダイレクトにこんにちはしてるようなのは、少し苦手なのです。
まあ、個人的な好みなのですが(笑)
そんなわけで、今回のプリン。
白いプリンは良く作るのですが、卵白だけで作ると他の素材の邪魔をしないので、シナモン風味や、今回のようにオレンジ風味等、良い香りを活かしたい場合におすすめです。
実は先日、よくみかんを購入するお店でまどんなのお母さんにあたる品種が入荷した。との連絡があり伺ったところ、色んなみかんを見せていただきまして。
こんな感じで↓
それで、こんなのもあるよみたいな感じで出してくれたのが国産のブラッドオレンジ。
モロという小ぶりで赤みの強い品種。
これより一回り大きくてほんのり赤いタロッコはこの後出てくるそう。
おいおいこりゃ参ったネ!
とんでもない隠し玉を用意されてたヨ!
と、頭の中でおかしなテンションになるのを隠しつつ、とりあえずブラッドオレンジは10個購入してまいりました。
ちょっと買いすぎたかもしれない…。
それで、せっかくのブラッドオレンジ。
そのまま食べるのが1番美味しいかとは思いつつ、やっぱり何かしらデザートにしてみたいので、ブラッドオレンジ感を満喫できそうなデザートとして白いプリンを作りました♪
作る際のちょっとしたポイントもありますので、よろしければお付き合いくださいませ🙇🏻♀️
ブラッドオレンジの白プリン
(プリンカップ6〜8個分)
卵白 170g
砂糖 75g
生クリーム 80g
牛乳 400g
ブラッドオレンジ皮 1個分(すりおろす)
カルダモン 1粒
カラメル 適量
作り方は過去記事プリンのこちらを参照して下さい。
ブラッドオレンジ皮 適量(表面を削ぎとって細切り)
カラメルソース 適量
ブラッドオレンジ 適量
①カラメルを作り型に流し入れておく。
残ったカラメルは少量の水を足してカラメルソースにし、細切りにしたオレンジの皮を加えておく。
水を足して緩めたカラメルにオレンジ皮を
加えて火を止め香りを移します。
②卵白に砂糖の半量と、生クリームの一部を加えて卵白がほぐれるまでよーく混ぜる。
卵白だけのプリンで失敗しやすいのがここ。
卵白と砂糖だけではブクブクと泡だってしまい、上手く混ざらずとても作業がし辛いのですが、これは卵白の泡立つ性質に泡立ちを助ける砂糖が加わるため。
それを抑えるために油分の多い生クリームを少し加えます。
ガンガン混ぜても…
この通り泡立ちません。
ここでしっかり卵白をほぐしておかないと、牛乳と合わせた時に混ざりが悪く、結合の弱い崩れやすいプリンになります。
③鍋に牛乳と残りの砂糖、生クリームを入れ、すりおろしたオレンジ皮とカルダモンも加えて良く混ぜ火にかける。
削り取るのはほんとに表面だけ。
白い部分が入ると苦味が出ます。
カルダモンがわさびのようだ。
④③がふつふつと湧いてきたら②に加えて良く混ぜ、漉し器で濾して表面にクッキングシート等を貼り付けアクを取る。
紙についたプリン液はアクの部分なのでそっと手前から引き上げる。
⑤型に流し入れてオーブンで湯煎焼きにする。
我が家のオーブンはプリンと相性が悪くてあまり参考にならないと思うので、150〜160度/30〜40分を目安に各自で調節されると良いかと思います。
※今回オーブンは別の物に使っていて空いてなかったので、シャトルシェフで保温調理で仕上げました。
この場合はカップをアルミ箔で覆い、鍋にならべて熱湯を注ぎ蓋をして1〜2分加熱、保温器に入れて30分〜1時間ほど放置で出来ます。
シャトルシェフの場合。
実はこっちの方が楽に綺麗に出来る。
⑥出来上がったらプリンを冷やし、できれば冷蔵庫で1日おいた方が味が馴染んで美味しくなる。
今回の飾り
皿に盛って、生クリームを少し垂らし、ブラッドオレンジをカットし、①のオレンジ風味のカラメルと合わせてプリンにのせる。
完成🍊生クリームは
賑やかしなのでなくてもいいです。
実は今回シャトルシェフに入りきらなかったぶんを鍋でやってみて、こっちは鍋でやった方かな。
きもち柔らかめ。
ちなみに鍋の場合は、鍋にクッキングペーパーをしいて、アルミ箔で蓋をしたプリンカップを入れ、熱湯を注ぎ、沸騰しないくらいのごくごく弱火で10分ほど加熱後火を止めて40分ほど放置しました。
やや柔めに仕上がったけど、加熱時間をのばしたらもう少し固くなるかなぁ?
子供はオレンジの香りは大丈夫なので、プリンのみで。
プリンだけだとオレンジが優しく香る感じで、オレンジのせて一緒に食べるとオレンジが主役、プリンはオレンジの酸味とジューシーさをアシストする側に回る感じで、程よく馴染んでくれました。
あとはプリンの固さとかカラメルの苦味を微調整しても良さそうだけど、初見にしてはまずまずの出来かな?
色々考えながら作るの楽しかった♪
ではでは、お読みいただきありがとうございました〜!
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